三つの道(どう)について

「道」と書いて「どう」と読んでのお話です。

岩手に移り住む前は、「柔道」と「そば道」に打ち込んでいました。

「柔道」はスポーツ少年団での子どもたちへの指導を通じての関わりです。自らも中学、大学と柔道にいそしんだ時期がありましたが大成せず、就職後はほとんど関わることがありませんでした。それが、縁あって地域の柔道スポーツ少年団の存在を知り、見学させてもらううちに深く関わるようになり、審判員や指導員の資格を取得すべく自らも昇段審査にトライするなどして続けること十有余年、地域のスポーツ功労賞をいただくことができました。

また、4年ほど前には、これまた縁あってそば打ちを体験する機会を得たところ、その面白さ、奥深さにはまりました。お世話になった道場が「そば道」を謳う団体に所属していて、技能や知識に応じた段位が設定されていたため、これまた昇段審査に臨むほどのめり込み、3年を経て自信を持って人様に打ったそばを提供できると言われる3段を取得するに到りました。

これらについては、岩手に移り住んで後も続け、何らかの形で地域に貢献できればと考えていますが、これまでのところ適当な道場を見つけるに到れていません。

そして、三つ目の「道」は書道です。

岩手に移り住むに当たり、柔道やそば道以外にも地域に役に立てるものがないか模索していたところ、幼少期から通っていた習字教室を思い出し、あらためて習い直してみようと当時と同じ会派の団体に照会したところ当時の段位を継承できたこと、そして習字教室開設に向けた講座を受講できる機会に恵まれたこともあって、まずは家族を会員とした教室を立ち上げたところです。

さて、「道」と名の付くものに共通しているのは、それぞれの「技能」の向上を目指すことはもとより、鍛錬、稽古を重ねていく中で、それぞれの「道」に関する知識の習得が求められ、いずれも「礼節」であったり「正義」であったり「敬意」であったり、いわゆる「人の道」を教え、諭していることです。

これらの「道」を通じて地域への貢献に繋がる活動ができればと考えている今日この頃です。

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